板橋発 防災ドローン SDGs
内閣府主催の「ぼうさいこくたい2025」に板橋発の城北ドローンオフィス(株)が出展しました。 空と地域をつなぐ実例で、共助と連携のSDGsを前進させて参りました。
板橋から共助を広げる
2025年9月6日・7日、新潟市朱鷺メッセで開催された内閣府主催「ぼうさいこくたい2025」に出展しました。全国から自治体や企業、NPO、学校、市民が集う国内最大級の防災イベントで、私たちは空と地上の情報をつなぐドローンの実例をできるだけわかりやすく紹介しました。テーマは派手さではなく「地域に寄り添う共助」。守りたい人・場所のために、平時から何を積み上げられるかに焦点を当てました。
まず、多くのドローンを展示し災害時の初動把握から情報共有、復旧支援までの流れを映像とパネルで可視化。地域の地形・道路・河川などの条件を踏まえた「運用シナリオ」を提示し、来場者が“自分の地域ならどう活かすか”を具体的に想像できる導線を設計しました。
結果的に2日間で多くの方が立ち寄ってくださり、皆さまからは「地域訓練に組み込みたい」、学校関係者からは「防災教育に使える」、町会・企業からは「顔の見える連携が進みそう」といった声を頂戴しました。名刺交換や共同検討の約束も数多く生まれ、私たち自身にとっても学びの多い出展となりました。
同時に、この実践が結果的にSDGsの一部を前進させる手応えも得ました。
たとえば、平時からの見守りと訓練、災害時の迅速な情報共有は「住み続けられるまちづくり(目標11)」に直結します。また、自治体・学校・地域団体・企業が目的を共有して動く体制づくりは「パートナーシップ(目標17)」そのものです。私たちは評価指標の達成を目的化するのではなく、現場の課題を一つずつ解きほぐすことで、結果としてSDGsに資する、その順番を大切にしています。
城北ドローンオフィスは東京・板橋から生まれた小さなチームです。
だからこそ顔が見える距離で寄り添い、地域の方々と一緒に仕組みを育てることを信条にしてきました。情熱と実績で地域の活性化に寄り添い、これからも「人事を尽くし天命を飛ばす」。守りたいものがあるから私たちは飛び続けます。
準備段階から大切にしたのは「見れば分かる」「手に取れば使える」ことです。
配布物は総合パンフレットと運用チェックリスト、地域特性に合わせて編集できる訓練テンプレートを用意。展示では離着陸場所の選定、目視外飛行を避けた安全運航、個人情報・プライバシーへの配慮、自治体の意思決定と住民合意の取り付け方など、現場で必ず直面する論点を具体的に示しました。単に機体性能を語るのではなく「地域の合意形成と手順化」こそが成功の鍵であることを繰り返しお伝えしています。
出展後はいただいた相談をもとに
①学校・町会向けのミニ講座
②自治体訓練への技術協力
③地域事業者との連携テストなど、小さなステップから伴走を開始。大きな一足飛びより確実な一歩を積み重ねる、その過程こそが「災害に強い地域づくりの土台」になると信じています。
Profile
城北ドローンオフィス株式会社
「未来に向けた持続可能な地域社会を共創する」
ドローンの技術を活用し防災活動や地域の見守り、持続可能な社会の実現、地域や企業と連携をした環境保護、教育支援など、多岐に渡る課題に取り組んで参ります。