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惠友印刷株式会社
宮野 貴正
惠友印刷株式会社営業部に所属。同社にて絵本や教科書など多くの本の印刷を手掛け、本の生産を通じて、板橋区が掲げる「絵本のまち板橋」の取組を支え、地域文化や子どもたちの学びに貢献している。
板橋区立エコポリスセンター
保科 整
2022年に板橋区立エコポリスセンターの館長に就任。同センターは区の環境学習施設として、子どもから大人まで幅広い年代を対象に、講座やイベント、展示を実施している。さまざまな立場の方が交流できる地域の居場所の役割もめざしている。
廃材を活用し、子どもたちに体験を通じた学びを届ける
2025年10月から11月末にかけて、エコポリスセンター地下1階の企業展示コーナーで、惠友印刷株式会社の環境にまつわる取組を紹介する展示が行われました。
展示に至った経緯を教えてください。
保科さん 私たちエコポリスセンターは、環境に関する講座やイベントを行うだけでなく、区内の団体や企業がつながる「地域のハブ」としての役割を担いたいと考えています。そうした理念のもと、昨年度から、区にゆかりのある企業を紹介する企業展示コーナーを設け、各社が実践する環境への取組を紹介しています。惠友印刷さんの取組を、区のリーフレット「板橋区の身近な会社がホンキで取組むSDGs」などのさまざまな資料で拝見し、「ぜひ展示をお願いしたい」と本社に伺ってご相談しました。
宮野さん 今回の展示では企業紹介のパネルに加えて、本来は廃棄される大きな紙を床に敷き、子どもたちが自由に絵を描ける体験コーナーを用意しました。展示を見るだけでは伝わりにくい部分を補い、また、来てくれた子どもたちに楽しんでもらいたいと、弊社の新入社員が中心になって考えた企画です。大きな紙にのびのびと描く体験を通じて、SDGsのゴール4番の「質の高い教育をみんなに」にも通じる、子どもたちの個性や感性を育む機会になればと考えました。
展示への反応はいかがでしたか。
宮野さん 放課後にエコポリスセンターを訪れた子どもたちが、展示の準備段階から興味を示してくれていました。いざ展示が始まり、思い思いに絵を描いてくれる様子を見て、やってよかったと感じましたね。この経験が子どもたちの心に残り、将来に生かされれば嬉しいです。
保科さん 子どもたちの楽しそうな様子が本当に印象的でした。紙が絵でいっぱいになるたびに新しい紙へ交換するのですが、交換のペースが予想以上の速さで驚きましたね。環境教育というとかたい印象がありますが、今回のように「楽しい」と感じるものに主体的に取り組むことが、学びの基盤になると思っています。
展示を終えて、今後の展望を教えてください。
保科さん 今後も、まちの企業や学校をはじめ、地域のさまざまな団体と連携を深めながら、皆さんが集う地域の拠点として活動していきたいです。この空間で生まれた出会いやつながりから新しい取組が始まる、そのきっかけ作りをお手伝いできればと思います。
宮野さん 今回の体験コーナーや、私たちが印刷を手掛ける絵本が、子どもたちの豊かな感性を育む一助になればと願っています。また、今回のように廃材を活用できる機会があれば積極的に連携し、教育や環境などさまざまな分野で地域に貢献できる企業でありたいと考えています。