Collaboration!
MimiCadeau
秋田 さとみ
ドライフラワー作家。子連れで参加できるドライフラワー製作のワークショップ事業を行う。また、フラワービジネスにおける大量廃棄問題※1に着目し、できるだけ廃棄分を出さない製作や、ドライフラワーを切り口にした小学生向けSDGs講座を展開している。
株式会社エフ・ケー・ジェイ
内田 智子
区内賃貸住宅「ヒルトップ・スクエアー」を管理する株式会社エフ・ケー・ジェイの代表。住民同士のコミュニティづくりを大切に考え、マンション共用スペースにて定期的にイベントを開催。特に子ども・子育て世帯向けのつながり形成に重点を置いている。
SDGsをテーマに、住民参加型のイベントを展開
東武東上線大山駅近くに位置する賃貸マンション、ヒルトップ・スクエアーは本年「ヒルトップ SDGs 2025」と題し、不要になった持ち物を住民間で交換・リユースする活動や、子ども向けのSDGsクイズラリー企画など、「SDGsの自分ごと化」をテーマとしたイベントを実施しています。その一環として、2025年7月26日、同マンションの共用スペースにて、ドライフラワー作家・秋田さとみさんによる『SDGs講座&ドライフラワーワークショップ』が開催されました。今回はイベントを主催した株式会社エフ・ケー・ジェイの内田さんと、講師をされた秋田さんにお話を伺いました。
今回のイベント開催までの経緯をお聞かせください。
内田さん
弊社は今年の1月よりいたばしSDGsパートナーに登録しており、同じくパートナーの方と何か一緒に取り組めればと考えておりました。そんな中、3月のフォーラム※2で出会ったのが秋田さんでした。ドライフラワー製作を通してSDGsを学ぶワークショップを展開されていて、ぜひ、ヒルトップ・スクエアーでもイベントを開いてほしい!と直感的に思ったのです。
秋田さん
私自身、SDGs普及への熱意もさることながら、子育てをする中で母親がコミュニティをつくれる場の少なさに苦労した経験があり、「親子で参加できる」ワークショップの展開にこだわってきました。そういった思いが、内田さんが力を入れられている子育て世帯同士のつながり強化にマッチし、今回の開催に至りました。
秋田さんのワークショップは、ドライフラワーを用いて作品をつくりながら、ミツバチの生態が環境にもたらす好影響やその減少※3について、あるいはフラワービジネスにおける廃棄の問題について学び、私たちに今できることを考えるというユニークな体験型講座です。
イベント開催を終えて、今後の展望等お聞かせください。
秋田さん
環境問題は範囲が広く、自分ごととして捉えにくいテーマです。だからこそ、手に取って体験できるドライフラワーを切り口にすることで、問題を少しでも身近に、そして印象深く感じてもらえればと考えています。今回のマンションでの開催のように、子どもから大人まで多世代が集う場で、ともに持続可能な環境づくりを考える機会をこれからもつくっていきたいです。
内田さん
他の参加者とコミュニケーションを取りながら作品づくりを楽しむ方や、SDGsの話に一生懸命耳を傾けようとするお子さんの姿が見られてよかったです。この機会を一度で終わりにせず、継続的に続けていくことで、住民間のコミュニティ形成とともに、マンションや地域全体でSDGs推進に取り組んでいければ幸いです。
※1 日本国内で生産された花の約30~40%は規格外等の理由で廃棄されており、「フラワーロス」として問題視されている。
※2 板橋区が、区内でSDGsに取り組む企業・団体のオフラインでの交流の場として開催している「いたばしSDGsフォーラム」。2025年度は9月と2月に開催。詳しくはこちら。
※3 世界の食料の約3分の1はミツバチの受粉に依存している。近年、特定の農薬や気候変動の影響でミツバチの個体数が減少傾向にあり、世界的な食糧危機や生態系の崩れの一因になりうると予測されている。